業務の概要

より効率的に安全に

高カテゴリーLIS CAT-IIIa

ILS (計器着陸装置)進入方式とは?

ILSは着陸進入中の航空機に対し、指向性のある電波を発射し、滑走路への進入コースを指示する無線着陸援助装置です。悪天候などの視界不良時でも航空機を安全に滑走路まで誘導します。滑走路等に配置された高光度の航空灯火による視覚情報も加わり、精度の高い安全な着陸を支援しています。

ILS (計器着陸装置)進入方式

空港の気象条件に応じた高カテゴリー化ILSを整備

現在、東京航空局管内には24空港にILSが整備されています。(非精密進入用を含む)そのなかで高カテゴリーILSは釧路空港、新千歳空港、青森空港、成田国際空港、東京国際空港に整備されています。青森空港は平成24年7月から、新千歳空港は平成24年9月からCAT-Ⅲbでの供用を開始しています。

着陸最低運航条件(Landing MINIMA)


次世代の航空輸送を担う航空保安システムをめざして

国土交通省航空局では、運輸多目的衛星(MTSAT)を中心とした次世代の航空保安システムの整備を推進しています。このシステムにより、日米間の大動脈である北太平洋ルートをはじめとするアジア太平洋地域における今後の航空交通量の増大に対応することができるとともに、安全性の向上に大きく貢献することが可能となります。
MTSATは、2005年及び2006年に打ち上げられ、2機体制システムを構築することにより、災害などによって衛星や地上施設に障害が発生した場合でも管制通信が途絶えることなく提供される信頼性の高いシステムです。

次世代の航空輸送を担う航空保安システムをめざして

新しい空の時代が始まる
MTSATを利用した新航空保安システムへ移行することにより、洋上空域における航空機の位置をより正確に把握することが可能となり、管制間隔を短縮できます。また、通信品質の改善や航法精度を上げることにより、安全性を向上させると共に自由な飛行ルートの設定が可能となるなど様々なメリットがあります。

このページの先頭へ