航空電子科

航空電子科2年 関西空港にてインターンシップ実施
 卒業間近、航空電子科2年は対岸の関西空港にインターンシップのため訪れます。実際の運用現場に入って研修を受けることにより緊張感を直に感じるためです。

 関西空港は24時間空港で常に航空機の運航に注意をはらいながらの業務となります。その一つとして着陸のための施設LOCが正常に動作しているかをチャックし、安全性を常に保つための仕事を経験しました。

 また、現場には様々な航空保安施設があるため、それら施設を維持・運用するために必要な知識を定期的に確認しながら技能の維持を行っていく技能保持訓練も実際に受講させていただきました。

 航空保安施設等は常に災害による運航への影響を想定し、危機管理の体制が考えられています。その中の1つとして管制用レーダーが使用不可となった際に、簡易的に展開できる非常用レーダー施設が関西空港に展開されており運用者への訓練が行われていましたので、その見学もさせていただきました。インターンシップで得た知識・緊張感を、これから配属される航空職場をイメージして残りの航空保安大学校における研修を受講できれば良いと考えます。

LOC グランドチェック

技能保持・向上特別訓練

非常用レーダー

航空電子科2年 課題学習発表
 年の瀬、航空電子科課題学習発表を行いました。

 航空電子科2年生は毎年卒業前に、今まで学んできた基礎学習で興味を持った事項等をテーマに選定し、調査・研究を重ね、その成果を発表しています。調査・研究では教官方にアドバイスをいただいたり、他科の方々にも意見をいただいたりしています。発表ではこれまでの学習成果を、教官や研修生等を交えた会場にて分かりやすく発表を行います。この課題学習を通じ養われた課題解決力や、得た人との繋がりは航空局人生で大切なものとなっていきます。

 本年は、管制技術官の信頼性管理業務やエアラインへのサービスに関するテーマなどを含むバラエティに富んだ発表となりました。本発表の後には意見や質問などが飛び交い、2年生ともなると場数を踏んできただけありはっきりと回答や意見を述べていました。また、意見等を交わすことにより見識を深めることができ、良い意見交換の場にもなりました。  

発表の様子

説明の様子

航空電子科2年 校外研修で東京へ
 紅葉の季節、航空電子科2年は、東京空港事務所、JAL安全啓発センターへ校外研修に行ってまいりました。

 東京空港事務所では日本一高いタワーから航空機にどのような指示を与えているのか、管制承認伝達席・地上管制席・飛行場管制席での業務の様子を前に説明をしていただきました。羽田はハブ空港として多くの航空機および関係車両がスポットや滑走路を行き来しており、常に確認をしながら指示を与える様子に、安全を確保することの大変さを痛感させられました。

 また、東京空港事務所内にある管制技術官のシステム統制室では、空港内の航空保安施設のみでなく空港外の施設まで監視をしており、関係各所からの連絡対応に大忙しの様子が見て取れました。航空機の安全運航のため信頼性のあるサービス提供をするためには、全体を把握し運航者等に的確な説明をすることが大切であると感じました。

 JAL安全啓発センターでは、JAL123便の御巣鷹山尾根墜落事故における事故の悲惨さ、遺族の苦しみを感じ取ることができました。航空の職場で働くにあたり人の命と財産を預かっている仕事であることを再認識すると共に、安全はただではなく常に維持していくための努力を怠ってはいけないと心に刻む事が出来ました。管制技術官としての安全活動も現場では盛んに行っていると学んできましたが、事故の悲惨さを忘れないためには、安全啓発センターに来ることの意味は大きなものであると感じました。

羽田タワー
(TWR)

システム統制室

安全啓発センター

航空電子科1年 校外研修で伊丹空港へ
 夏の終わり、航空電子科1年は、航空衛星システムの理解を深めるため、伊丹空港へ校外研修に行ってまいりました。

 まず、エアラインのハンガー内を案内していただきました。間近で航空機の整備の様子を見学することができ、入学して学んできたことで、設備について入学前より役目を理解して聞くことができました。

 ハンガー内では整備士の方々が機体内部及び外部の点検を行っていましたが、その中でも最も気付かされたのがヒューマンエラーへの徹底した防止でした。まず、ドライバーを使用する際に全体で何本あり、整備前後に本数は合っているかのか確認していました。これは間違って一本でも機体内に取り残すことがあれば、大事故へとつながる危険性があるためです。管制技術官の仕事でも同じようなことが起こりうるので、気持ちやチェック方法について学ぶところは多かったです。

 伊丹空港の見学では管制官やパイロット等に管制技術官はどのようなサービスを行っているかを間近で見ることができました。タワーでの管制官の業務や、パイロットからのメッセージを聞くことができ緊張した業務の中で、正確なデータを届けることの重要性を感じることができました。

ハンガー内見学

伊丹空港場内

実習交流
毎年数回、航空電子科学生は、他科との実習交流を行います。

1年生は、管制科、情報科それぞれの実習体験を行いました。

管制科では、
  • 飛行場管制実習室
  • 航空路管制実習室
  • ターミナル・レーダー管制実習室
の3つの実習室に分かれて実習体験行いました。 それぞれ、飛行場管制業務、航空路管制業務、ターミナル・レーダー管制業務の体験をさせて頂きました。 情報科では、
  • 運航援助情報実習室
  • 対空援助実習室
で全員が、飛行計画の作成、管制通信業務の体験をさせて頂きました。 管制科、情報科ともに座学で学んだ内容でした。実習室で実際に、機器などを使いながら教えて頂くことで、自分たちの業務に関係する他の航空保安業務についての理解が深まりました。

2年生は、管制科、情報科に電子科の実習を体験してもらうホスト役です。今回は、
  • プログラミング実習
  • 論理回路演習
を行いました。 予めアセンブラの簡単なプログラムを用意し、組み合わせてロボットを動かしてもらったり、論理回路の説明を行い、LEDを点ける回路を組んでもらうなど、自分たちが行った実習を他科にもわかりやすくアレンジし、体験して頂きました。

このような実習を通して航空管制に携わる者同士それぞれの業務を理解し合うことが、将来の円滑な業務遂行に繋がっていきます。

飛行場管制実習室

プログラミング実習

論理回路演習

航空電子科2年 校外研修でシステム開発評価・危機管理センターへ
 猛暑の中、航空電子科2年は、管制情報処理システムについて理解を深めるとともに、開発評価・危機管理業務について学ぶため、伊丹空港の程近くにある「システム開発評価・危機管理センター(SDECC)」へ校外研修に行ってまいりました。

 今回の見学では、実際にシステム開発に携わっている開発評価管理官から、システム開発評価の役割、現行システムやこれから導入される新システムの状況などを直接伺い確認することができました。進行中である管制情報処理システム概論の授業をより深く理解するとともに、システムが運用に移行するまでに、開発から沢山の試験や評価を経ることで、高い信頼性が確保されていることを学びました。

 また、SDECCには危機管理機能が備えられており、東京航空交通管制部が被災した場合に運用する航空路用管制卓(IECS)及び成田空港が被災した場合に運用する危機管理用国際対空通信卓が設置されています。これらを見学することで、どのような状況においても安心と安全を継続して提供するのが私たちの仕事であるということを、改めて実感しました。

  SDECCは、空港や航空管制部などの運用現場とは少し異なりますが、高度化した管制業務を支えるとともに、災害時には日本の空を守るとても重要な施設でした。

業務の説明

危機管理用国際対空通信卓

オープンキャンパス大盛況
夏の始め、オープンキャンパスが催されました。

航空電子科では、私たちの授業内容や業務を知って頂くため、空を支えるエンジニア体験として
  • パイロット目線で見てみよう! ~関空への着陸に挑戦~
  • 電子科卒業生の仕事を学習しよう! ~航空管制技術官って何~
  • 授業を体験しよう! ~ロボットプログラミング、電波実験~
  • 授業を体験しよう! ~管制官とパイロットの交信を聞いてみよう~
  • レーダーの仕組みを体験しよう! ~レーダーの技術って?~
などの沢山のブースを用意し、皆さんに楽しんで頂けるよう努めました。 受験相談では、東北や九州など、遠方からも沢山の方が足を運んでくださったことがわかりました。 熱心に質問をしてくださった皆さんと航空電子科でお会いできると嬉しく思います。 また、今年の公開講座は、
  • 管制システムのエンジニア ~航空電子科卒業後の仕事~
  • 電子科学生のキャンパスライフ
の二本立てで行いました。 両講座とも満席となり、私たちの仕事、学生生活をより多くの方たちにお伝えできたのではないかと思います。 短い時間でしたが、私たち航空電子科に少しでも興味を持って頂けたら幸いです。 航空電子科一同、皆様のご入学をお待ちしております。

着陸体験

授業体験

受験相談

航空電子科1年 校外研修で関西空港へ
 春の終わり、航空電子科1年はお隣、関西空港へ校外研修に行ってきました。

 4月に入学してから2ヶ月あまり、電波法や無線工学の基礎等の基礎知識を中心に勉強してきましたが、将来管理していくこととなる管制システム、航法システムについて学習した知識をより深めるための校外研修となりました。 校外研修をとおして、授業で学んだ知識が現場ではどのように役に立っているのかを肌で感じ、また先輩方の意見を聞くことが出来ました。

 今回は、管制技術官の部署で施設の情報を統括するシステム統制官の他、ユーザーである航空管制官や運航情報官の業務を見学しました。 午後から場外にあるレーダーサイトやILS(着陸誘導システム)へ向かったのですが、あいにくながら雨のなかの見学となってしまいました。 それでも用意したカッパを着てレーダーの鉄塔の途中まで上り、実際のレーダーアンテナの大きさや、対空無線用のアンテナの数の多さに驚いたりと、通常間近で見ることの出来ない体験をすることが出来ました。

ターミナル・レーダー室見学の様子

場外施設見学の様子