航空電子科

研修生の声 教官の声
研修生の声
 私の地元は空港にとても近く、幼いころから親に連れられ空港に飛行機を見に行っており、そこで飛行機に興味を持ちました。どうにかして航空の業界に関わりたいと思い航空保安大学校電子科に入学しました。
 航空電子科は1年次に数学や物理学、電磁気学などの一般教養や、無線工学基礎などの国家試験取得に向けた専門科目を学び、2年次は1年次で学んだことをベースに、より高度で実践的な分野を学びます。私達は今、航空管制技術官として航空機が安全に運航するために必要な管制システムや航空保安無線施設を技術面から支えられるように精進しています。難しい内容もありますが、学生同士で助け合ったり、教官に助けを求めたりして研修に臨んでいます。
 生活面においても同じ寮で生活する同期と休日を過ごし、試験前には一緒に勉強するなど充実した生活を送っています。
 皆さんも私たちと一緒に空の安全を守ってみませんか?
航空電子科54期 草間 陽喜
 私たち航空電子科は航空管制技術官として現場で活躍するため、必要な知識の習得や資格の取得に向けて日々の研修に励んでいます。航空に関する知識がほとんどないまま入学しましたが、教官方が基礎から丁寧に教えてくださるので安心して学習を進めることができています。また、専門科目に加え、数学や英語、法学などの一般教養科目もあり、国家公務員としての教養を身につけることができます。
 研修生活が始まってからまだ日は浅いですが、航空保安業務に関する授業や教官方の管制技術官としての経験をお聞きする中で、現場配属後の自分を想像することも多いです。日々の研修のモチベーションになると同時に、「空の安全を守る」という仕事の責任の重さを感じています。
 これから2年間、仲間と支えあいながら、航空の安心・安全を支える管制技術官となれるよう、一歩ずつ成長していきたいです。
航空電子科55期 山内 あかね
大西 夏奈 
教官の声
 航空管制技術官は全国の空港など航空官署で、航空機の安全・確実な飛行を支えるため通信・監視・管制情報処理に関わるシステムや、航空機を誘導する航法システムのサービス をパイロットや管制官等におこなうエンジニアです。
 航空電子科では、航空管制技術官として必要な知識、技能を身につけるため、電子工学の基礎、航空管制システムや航空官署での業務などについて学びます。
 厳しい試験や実習に追われる日々もありますが、全寮制で先輩や仲間たちと過ごす2年間は、将来一人前の航空管制技術官となった後も一生続く強い絆を結ぶものとなります。
 私たち教官はそんな学生たちの研修はもちろん、日常生活や社会人として求められるマナーに至るまで、時には厳しく、時には優しく親身になって指導することでサポートします。
 航空管制技術官行き「航空電子科56期便」への搭乗をお待ちしています。
 私たちと一緒に大空へ向かって離陸しましょう。      
航空電子科長  宮園 誠
 監視システムを担当しています。
 私たち航空管制技術官は空の安全を技術面で支えるプロ集団です。無線技術の知識だけでなく、航空管制の知識や情報処理、ネットワークなど、幅広い知識が必要となりますが、2年間の学生生活の中でしっかりと学ぶことができますので、何も心配はいりません。
 近年は女性の学生も多く在籍し、男女の差なく活躍できるのも、この仕事の特徴ではないでしょうか。女性の学生をサポートできるよう女性教官も配属されていますので、男性も女性もぜひ航空保安大学校にチャレンジしてください。お待ちしています。     
航空電子科教官  柳本 千珠