航空電子科

研修生の声 教官の声
研修生の声
 私は、高校卒業後の進路を考える中で、空の安全をエンジニアとして支えている航空管制技術官という職業に魅力を感じ航空電子科に入学しました。入学当初は、生まれ育った故郷を離れ、新しい環境で生活することやこれからの勉強、将来に対する不安が募る日々もありました。しかし、温かい指導をしてくださる教官や、困ったときにお互い支えあえる同期の存在のおかげで、毎日充実した研修生活を送れています。
 航空電子科の授業は、物理や法学、英語などの一般教養に加えて、管制技術業務論やCNSATM概論などの専門科目まで学んでいます。また、座学だけでなく将来配属される空港事務所や航空交通管制部などを見学し、航空保安業務について理解を深めることができます。
 空の安全を守るという仕事は、重大な責任を伴いますが、その先にあるたくさんの人々の笑顔を守ることにつながります。
 最後に後輩の皆さんへ。受験勉強や将来のことを考えて不安になる時もあると思いますが、努力は必ず報われます。自分を信じて頑張ってください。皆さんと一緒に航空管制技術官として働ける日を楽しみにしています。
航空電子科56期 原田 康太郎
 私は幼いころから飛行機を使用して旅行することがよくありました。その中でパイロットと管制官の無線通信に興味を持ち、航空電子科に入学を決めました。研修過程では、航空保安業務に従事するために必要な専門科目だけでなく、国家公務員として求められる一般教養など、仲間と共に幅広い分野の研修を受けています。さらに、体育交流会や他科との学習交流などのイベントがあり、全国各地から集った仲間と交流しお互いの文化や考え方の違いを知り、良い刺激を得ています。
 学生寮生活では一人一部屋でパーソナルスペースを確保することができます。また、各階にあるリフレッシュルームや関西国際空港を一望できる14階のスカイラウンジでは、談笑したり勉強を教えあったりしています。学校周辺にはスーパーや娯楽施設などが多くあり、休日などに友人と出かけるなど充実した生活を送れます。
 私たちはこれから2年間の研修で日々切磋琢磨しながら信頼される航空管制技術官を目指して頑張ります。
航空電子科57期 倉井 優
航空電子科卒業生へのインタビューはこちらから閲覧できます。

※航空管制技術官へのインタビューは
こちらにも掲載されています。


教官の声
 航空管制技術官は全国の空港などに勤務し、航空機の安全・確実な飛行を支える通信・監視・管制情報処理に関わるシステムや、航空機を誘導する航法システムのサービスをパイロットに提供するエンジニアです。先進の航空保安システムをベストコンディションに維持管理することから、システム整備、工事の設計施工、並びに新しく高度化される航法システム(衛星航法等)の分野まで幅広く携わります。
 航空電子科では、航空管制技術官として必要な知識、技能を身につけるため、電子工学の基礎、航空管制システムや衛星航法などの知識、配属先となる官署での業務などについて学びます。厳しい試験や実習に追われる日々もありますが、全寮制で先輩や仲間たちと過ごす2年間は、将来一人前の航空管制技術官となった後も一生続く強い絆を結ぶものとなります。
 私たち教官はそんな学生たちの研修はもちろん、日常生活や社会人として求められるマナーに至るまで、時には厳しく、時には優しく親身になって指導を行っています。
 航空管制技術官に興味を持った皆さん。航空管制技術官として一緒に働きませんか?お待ちしています。
航空電子科長  岸 信隆
 航空電子科では、航空管制技術官として業務に従事するための基礎となる知識や技術を学び、卒業後は全国の空港など航空の職場へ配置され、空の安全を技術面で支えます。
 在学中には無線技術や情報処理技術などの電気工学を学習して国家試験取得を目指しながら、航空管制業務などの業務に必要な専門的な知識まで幅広く習得します。
 言葉だけ聞くと難しいイメージを持ちますが、2年間の在学中に私たち教官が一丸となって皆様をサポートしていきますので、安心して航空電子科へチャレンジしてください。
 航空管制技術官の仲間として一緒に働きましょう。
航空電子科教官  妹尾 保明